【サロントリートメントで髪質改善】酸熱トリートメントと水素トリートメントの特徴を知ろう♪
ブリーチやヘアカラーを繰り返し内部からダメージが進行した髪の毛は、ホームケアではなかなか改善できません。そこで、おすすめしたいのが美容室で行われている、髪質改善トリートメントです。本記事では、「酸熱トリートメント」「水素トリートメント」の2つの髪質改善トリートメントについて説明します。
酸熱トリートメントの特徴
髪の毛は、毛髪の表面を覆い保護しているキューティクル(毛表皮)、毛髪の80%以上を構成しているコルテックス(毛皮質)、髪の中心組織であるメデュラ(毛髄質)の3層で構成されています。
そして、栄養や水分を含んでいるコルテックスに、ブリーチやカラーによる刺激が与えられると、内部構造が壊れてしまい栄養や水分が流れ出しパサつきやごわつきの原因となります。
酸熱トリートメントは、髪の毛をあらかじめ酸性にし、水分や栄養成分が浸透しやすい状態にしてから、壊れた内部構造を新たに結合させて補修、髪の内部(コルテックス)にヘアアイロンの熱で薬剤の効果を定着させ、浸透させていく技術です。
毛髪内部に栄養を補給してダメージを補修するので、ダメージヘアの原因を根本的に改善する効果が期待できます。
また、髪の内部が補修されることで、髪のくせやうねりも改善されまとまりのあるストレートヘアに仕上がります。
水素トリートメントの特徴
水素トリートメントとは、水素と熱の力を利用し、髪質を改善するトリートメントです。
パーマやヘアカラーを繰り返した髪内部には、老化やダメージの原因となる活性酸素が存在します。
活性酸素は一般的なトリートメントやシャンプーでは除去できない化合物であり、蓄積することで切れ毛や枝毛、抜け毛などのさまざまなトラブルの原因になります。
そんな活性酸素は水素と結びつくことで化学反応を起こし、無害な水に変化する性質を持っています。
水素トリートメントによって水素を髪の内部に浸透させることで、有害な活性酸素の除去が可能です。
また、ダメージがある髪は、内部を保護する役割を持つキューティクルが開き、栄養や水分が失われコルテックスに空洞がある状態です。
水素トリートメントにより内部からダメージ原因となる活性酸素を取り除きつつ、栄養と水分を与えてハリ・コシ・ツヤのある美しく健康な髪へと導いてくれます。
酸熱トリートメントと水素トリートメントの選び方
補修力が高い酸熱トリートメントは、ブリーチやパーマにより髪の毛の内部から過度なダメージを受けた状態に適したトリートメントです。ダメージによるごわつきや乾燥の改善に加えて、ダメージによるうねりやくせが気になる方にもおすすめです。
水素トリートメントは、ダメージによる乾燥が原因で、「パサつきやごわつき」や「乾燥による髪の広がり」が気になる方に向いている施術です。活性酸素の除去はアンチエイジング効果もあるので、加齢による髪の衰えを予防・改善したい方におすすめです。
まとめ
ホームケアをがんばっても髪質改善効果を実感できないときは。サロンで行われている髪質改善トリートメントの施術がおすすめです。本記事では、酸熱トリートメントと水素トリートメントの2種類について解説しました。どちらも、髪の内部からダメージを改善効果があります。自分の髪質や悩みに合わせた髪質改善トリートメントで、いつまでも健康で美しい髪の毛を目指しましょう♪