【尽くせるスタイリストを目指して。Naturalで働くアシスタントにインタビュー】
Naturalグループでは毎年、一流のスタイリストを目指す多くの美容学生を受け入れている。昨年からéclat by Naturalで輝かしい活躍を見せる時﨑実子氏も、Naturalグループの門を叩いた一人だ。そんな彼女が一人前のスタイリストになるために、日々どのような努力を重ねているのか。第三回となるNatural magazineでは、éclat by Naturalの時﨑実子氏にインタビューを行い、現在の仕事や今後の目標について伺った。
順風満帆とはいかなかった学生時代
メイクに興味を持ったことがきっかけで、美容師を目指すようになったという時﨑氏。
「高校時代、アルバイト代の半分をメイクに費やしていました。それくらいメイクが好きだったので、最初は美容部員になりたいと思っていました。しかし国家資格を取得することで選択肢がさらに広がると感じ、美容師の道を選ぶことを決意しました。」
その後、時﨑氏は埼玉県の美容学校に進学。しかし新型コロナウイルス感染拡大により、順風満帆な学生生活とは言い難いものだった。授業は全てリモート授業となり、時間や外出も制限されたのだ。
そんな状況でも時﨑氏は、授業で理解できない部分は積極的に質問し、勉強に励んできたことが今でも役立っていると語る。
「Naturalに入社してからも、隙間時間を見つけてはカラーの勉強や、朝早く出勤してカットの練習をするなど、美容学校で身についた習慣が活きていますね。」
学生時代に身についた努力の習慣は、彼女を一流のスタイリストへ着々と導いている。
アシスタントでも、お客様と必ず会話をする
数多くの美容院の中で、なぜ彼女が「Natural」を選んだのか。その理由を聞いてみた。
「ショートカットとカラーが得意な美容院を探していました。かつ、早く成長もしたかったので栃木県内でトップクラスに忙しい美容院で働きたいと思っていました。その条件にぴったり合う美容院が、Naturalだったんです。採用の連絡が来たときは、とても嬉しかったです!これまでの勉強と努力が報われた瞬間でしたね。」
そんな経緯で、Naturalの門を叩いた時﨑氏。現在はアシスタントとして経験を積みながら、日々お客様から感謝の言葉をいただくことの喜びを実感しているそう。
「シャンプーの時、お客様に初めて『気持ちいい』と言っていただけた時のことは、今でも鮮明に覚えています。最初の頃は緊張することもありましたが、褒められたことで自信がつきました。その日から、ますますシャンプーするのが楽しくなりました!」
こうした体験から、彼女は「お客様と一言は必ず交わすこと」ということを、毎日の心がけとしているそうだ。
「定期的に来店してくださるお客様だけでなく、初めて来店されるお客様にも、心を込めたサービスを提供し、居心地のよさを感じていただくよう努めています。」
彼女の働く姿勢からは、お客様への感謝と思いやりが滲み出ている。
お客様に尽くせるスタイリストを目指して
そんな時﨑氏に、今、力を入れていることを伺ってみた。
「スタイリストとして活躍するために、社内検定に合格することに力を入れています。空いた時間を見つけては、カットの練習に励んでいます。将来的にはショートヘアの分野で優れた技術を身につけ、得意なパーマや動きのあるカットで活躍したいと考えています。」
なぜ、ショートヘアなのか。
「ショートヘアは、頭の形や顔の輪郭、襟足などを考慮して個別にデザインできるからですね。」
理想のスタイリスト像は、“お客様に尽くせるスタイリスト”であると語る。
「私はお客様に美しい髪型を提供するために、自分のできる限りの努力を惜しまないスタイリストになりたいと思っています。アシスタントの今も、お客様に“美しい髪型”を手に入れていただくために、シャンプーやマッサージなどの技術を日々勉強しています。」
1cm切るだけなら誰でもできる。自分の爪痕を残そう。
そんなモットーに掲げるNaturalグループにおいて、時﨑氏はどんなスタイリストになっていくのだろうか。彼女の情熱と努力は、輝かしい将来を予感させる。